2回目は、あなたのスキルを診断する診断表についてお話しします。
■スキル診断表の構成
原価管理に必要なスキルを「スキル診断表」にまとめてみました。スキル診断表は、下図のように縦軸に構成範囲(レパートリー)、横軸に原価管理のレベル(深さ)、からなっています。
原価管理に関するスキルの構成範囲は、原価管理に必要なスキルの範囲で「見える化」「システム・データベース」「材料費」「加工費」「間接・販管費」「評価」からなっています。レベルは原価管理に関するスキルの深さで初級レベルから上級レベルまで5段階あります。
■原価管理のスキルレベルとは
原価は圧倒的に管理会計で使われます。営業部門は価格見積に原価見積もりがないと利益の計算ができません。技術部門は設計改善や工程改善でどれだけコストが下がるか、製造部門は稼働率向上や不良低減でどれだけコストが下がるかが判らなければなりません。生産管理部門は社内より外注を使うとどれ位コストが安くなるかを知りたいのです。このように同じ原価でも各職制によって原価情報の使い方(目的)が異なります。各職制は自らの目的に合う原価だけを計算して対応していると部分最適に止まってしまいます。それを、一元化されたシステムから各職制のニーズに合った原価情報が入手できれば会社の業績向上に繋がる全体最適が実現します。原価のスキルレベルは、まず、各職制が必要とする原価情報を知り、全体最適に繋げるようにまとめました。
原価管理の初級レベルは「原価のしくみと原価計算」、製品別の事前原価計算としての「原価見積と価格見積」。中級レベルは原価企画に用いる製品別の事前原価計算「技術段階の原価管理」、標準原価管理に用いる部門別標準原価と実際原価計算「製造段階の原価管理」です。上級レベルは、会社全体の最適生産システムである「全社的原価情報システム」になっています。
■原価管理のスキル構成範囲
科学的管理法の生みの親であるF・テイラーは「管理は測定に始まる」という名言を残しました。原価管理もまずは「分ける」「測る」ことで原価計算をすると見えるようになります。そのためには原価計算に必要なデータとシステムの構築から入ります。そして、材料費⇒加工費⇒間接・販管費の金額の大きい順に総原価の内訳をみていきます。最後にはそのデータをどのように評価し、アクションに結び付けるかです。
構成範囲は、「見える化」「システムとデータベース」「材料費」「加工費」「間接・販管費」「評価」の順に構成されています。
■あなたのスキルを診断
原価管理のスキルレベル、構成範囲に該当するスキル項目を整理すると下図表のスキル診断表になります。 この診断表であなたのスキルが診断できます。
3回目は、スキルアップに必要な研修体系についてご説明します。お楽しみに…





コメントをお書きください