あなたの仕事のリスキリングとは?-生産技術ではどのようなスキルが求められていますか2回目-

2回目は、あなたのスキルを診断する診断表についてお話しします。

 

 ■スキル診断表の構成

原価管理に必要なスキルを「スキル診断表」にまとめてみました。スキル診断表は、下図のように縦軸に構成範囲(レパートリー)、横軸に原価管理のレベル(深さ)、からなっています。

生産技術に関するスキルの構成範囲は、生産技術に必要なスキルの範囲で「生産プロセス設計1」「生産プロセス設計2」「作業設計」「型・治工具設計」「メンテナンス」からなっています。レベルは生産技術に関するスキルの深さで初級レベルから上級レベルまで5段階あります。

 

 

 

■生産技術のスキルレベルとは

 古くは顧客と職人の間で行われていたモノづくりも、製品が高機能になると設計技術者が、モノづくりが設備を使って行われるようになると生産技術者が介在するようになりました。今日、モノづくりは顧客価値を創造する設計部門の製品設計からスタートし、生産技術部門がそれをモノにする迄のプロセス・工程を設計します。そして、製造部門が実際に現物の製品に仕上げます。生産技術は設計部門と製造部門の橋渡しをする役割ですが、会社の歴史や作っている製品によってその役割は一律ではありません。

 しかし、生産技術者は少なくとも「?最適生産方式を設計する」「②製造部門に使いやすい生産システムを提供する」「?俊敏かつ柔軟なモノづくりに応える」の3つ役割を担っています。

 生産技術の初級レベルは「生産性・コスト知識」、中級レベルは「人と設備の最適組み合わせ技術」です。さらに上級レベルは、会社全体の最適生産システムである「スマート工場」になっています。スマート工場は、マス・カスタム生産方式を構築して設計部門から製造までをデジタルツインで連携するモノづくりの極致を目指します。

 

 

 

■生産技術のスキル構成範囲

 設計仕様をモノに仕上げる迄のプロセスはグローバル化しています。そのため生産技術は広範な工程設計から入り、次第に作業設計、型・治工具設計、さらにロボットの動作まで、作業レベルを下して設計します。そこには設備だけを準備する生産技術から人、資材、設備、情報、エネルギーの生産要素の最適組み合わせを設計するIEスキルが必要になります。  

 その構成範囲は、「生産プロセス設計1.2」「作業設計」「型・治工具設計」「メンテナンス」です。  スマート工場に至っては生産技術は、設計と繋ぐ標準化技術や、製造と繋ぐ人・設備効率管理・生産管理・品質管理も不可欠の知識になります。また、生産技術力自体がコア技術となって顧客価値を生む製品をも視野に入れておかなければなりません。

 

 

 

■あなたのスキルを診断

 生産管理のスキルレベル、構成範囲に該当するスキル項目を整理すると下図表のスキル診断表になります。 この診断表であなたのスキルが診断できます。該当するスキルがあれば□にチェックを付けて下さい。

 

3回目は、スキルアップに必要な研修体系についてご説明します。お楽しみに…