あなたの仕事のリスキリングとは?-品質管理ではどのようなスキルが求められていますか 2回目-

2回目は、あなたのスキルを診断する診断表についてお話しします。

 

 

■スキル診断表の構成

 

 品質管理に必要なスキルを「スキル診断表」にまとめてみました。スキル診断表は、下図のように横軸に品質管理のレベル、縦軸に構成範囲からなっています。

レベルは品質管理に関するスキルの深さで初級レベルから上級レベルまで5段階あります。構成範囲は、品質管理に必要なスキルの範囲で「見える化」「システムとデータベース」「失敗コスト」「評価コスト」「予防コスト」「評価」からなっています。

 

 

 

■品質管理のスキルレベルとは

 ものづくりにおける品質には、大きく設計品質と製造品質があります。設計品質とは、開発設計段階で要求される品質条件でねらいの品質とも言われます。設計品質に従って製造すれば、すべて良品になるはずですが、実際の製品には出来ばえに差があります。それは、材料や加工のばらつき、機械設備の故障、作業ミスなどにより実際の製品の品質にはばらつきが生じるからです。このように出来上がった製品の品質を製造品質と言い、設計品質との適合度を意味します。

 品質管理の初級レベルは「製造品質」、中級レベルは「設計品質」です。上級レベルは、会社全体の品質である「経営品質」になっています。経営品質は、製品やサービスの品質だけでなく「顧客の求める価値を組織として作り維持継続する仕組みの良さ」のことです。

 

 

 

■品質管理のスキル構成範囲

 品質の最終的な指標は、下図のように品質のアウトプット指標とインプット指標に区分されます。

 

生産管理は顧客が満足する納期通りに製品を作る、というアウトプットに目が向き、納期を安いコストで作り出すという、インプットの面からの追求がおろそかになりがちです。

 製品を安いコストで納期通りに生産するために必要な生産管理の構成範囲は、「見える化」「システムとデータベース」「生産計画立案」「在庫管理」「工程管理」「購買・外注管理」「製造部門支援」です。

 見える化は生産管理の出発点であり、生産方式、納期、在庫などが見えていないと対策の打ちようもありません。また、業務の仕組みとして生産管理を展開するには、システムとデータベースが必要です。モノづくりに必要な計画や材料、部品の手配などはBOM(Bill of Materials:部品表)を活用して必要な材料、部品の所要量を計算するMRP(Material Requirements Planning:資材所要量計画)などは代表的なシステムです。

 

 

 

■あなたのスキルを診断

 生産管理のスキルレベル、構成範囲に該当するスキル項目を整理すると下図表のスキル診断表になります。 この診断表であなたのスキルが診断できます。該当するスキルがあれば□にチェックを付けて下さい。(診断表はダウンロードして下さい)

 

3回目は、スキルアップに必要な研修体系についてご説明します。お楽しみに・・・