ニーズに合わせた研修カリキュラムを作成します


標準カリキュラム(品質管理)

レベル  初級レベル1 初級レベル2 中級レベル3 中級レベル4 上級レベル5
構成範囲 
不良を
止める
製造品質
不良の再発を
防止する
製造品質
クレームを
低減する
設計品質
クレームの
再発を防止する
設計品質
不良・クレームを
未然防止する
経営品質
見える化 ものづくりと
品質管理
統計的
アプローチとは
顧客満足と
設計品質
当たり前品質と
魅力的品質
総品質コストを
見える化
 品質概念の展開
 QC7つ道具・新QC
システムとデータベース 品質を決定する
5つの要因
統計的な考え方を
製造品質改善に
活用
統計的な考え方を
設計品質改善に
活用
設計データの
統計的な活用
ビッグデータを
未然防止に活用
 品質マネジメントシステム
 製品の品質保証システム
 データの取り方・まとめ方
 品質データ
失敗コスト QC7つ道具で
不良を止める

改善対策を
立案・実施する

歯止め・標準化と
検査
不具合の
主要因を追求

検査方法を標準化

歯止め・標準化
・維持継続

実験計画法とは

直交実験を
実施する

最適条件を
確認する
パラメータ設計で
再発防止
 
 不良・クレーム対策
 作業標準
 日常管理
評価コスト 試作品
・購入部品の評価
MTシステムで
パターン認識

検査の自動化
 検査方法の設計・改善
 管理図・工程能力
 試験・試作
予防コスト 事後から
事前の対策へ
IoTデータを
用いた品質管理
ばらつきを考慮
した設計目標値
ばらつきと
許容差の設計

機能性評価と
標準化
原価を考慮した
許容差の設計

デジタルエンジニアリング
で予防コストを
低減する
 製造品質の確立
 設計品質の確立
 信頼性設計
 設備管理
 標準化

研修内容(例)

初級レベル1:不良を止める(製造品質)


対 象 者
品質管理・検査、製造、生産技術の一般社員

ね ら い
製造部門の不良撲滅に必要な品質管理の基礎知識
QC7つ道具の使い方などを学び、撲滅の実践手順を習得します。


内  容

  1. 1.ものづくりと品質管理
     ・品質管理の要素と特徴
     ・QC7つ道具の特徴
     ・事実に基づく管理
  2. 2.品質を決定する5つの要因
     ・製品の出来ばえはなぜばらつくか
     ・層別と正しいデータのとり方
  3. 3.QC7つ道具で不良を止める
     ・パレート図の作り方
     ・なぜなぜ分析と特性要因図の作り方
  4. 4.改善対策を立案・実施する
     ・アイデア発散技法
     ・ヒューマンエラー対策
  5. 5.歯止め・標準化と検査
     ・QC工程表、作業標準の作り方
     ・全数検査で流出を止める
  6. 6.事後から事前の対策へ
     ・作業訓練の進め方
     ・継続的改善

初級レベル2:不良の再発を防止する(製造品質)


対 象 者
品質管理・検査、製造、生産技術の
一般社員~管理・監督者、不良の再発防止に関係する担当者、管理者

ね ら い
統計的アプローチを活用した製造部門の不良再発防止を実施するための基礎知識、改善後の検査方法、維持継続に必要な管理図・工程の能力指数の使い方にしいて習得します。


内  容

  1. 1.統計的アプローチとは
     ・統計的なものの見方と考え方
     ・製造品質改善に必要な統計手法
  2. 2.統計的な考え方を製造品質改善に活用
     ・散布図と相関係数
     ・工程の安定状態を数値化する
  3. 3.不具合の主要因を追求
     ・不良には必ず真因がある
     ・真の要因から再発防止策の立案
  4. 4.検査方法を標準化
     ・全数検査と抜取検査を選択
     ・検査間隔を最適化
  5. 5.歯止め・標準化・維持継続
     ・管理図の見方と作り方
     ・工程能力と工程能力指数
  6. 6.IoTデータを用いた品質管理
     ・多変量管理図とは
     ・工場の自動化に対応した品質管理

中級レベル3:クレームを低減する(設計品質)


対 象 者
設計・開発、生産技術、品質管理・検査の
一般社員~管理・監督者

ね ら い
統計的アプローチを活用した設計品質の作り込みに必要な基礎知識、最適な組合せを検討するのに必要な実験計画法、ばらつきを考慮した許容差の決め方について習得します。


内  容

  1. 1.顧客満足と設計品質
     ・品質を作り出すコストの中身
     ・設計品質改善に必要な統計手法
  2. 2.統計的な考え方を設計品質改善に活用
     ・設計目標値の設定
     ・偏差、変動、分散
  3. 3.実験計画法とは
     ・効率的な実験を計画する
     ・直交表と線点図の使い方
  4. 4.直交実験を実施する
     ・実験データの解析法
     ・寄与率で重要要因を最適化
  5. 5.最適条件を確認する
     ・確認実験の進め方
     ・最適条件による改善効果
  6. 6.ばらつきを考慮した設計目標値
     ・損失関数による許容差設計
     ・JISでも制定されている許容差設計

中級レベル4:クレームの再発を防止する(設計品質)


対 象 者
設計・開発、生産技術、品質管理・検査の
一般社員~管理・監督者

ね ら い
ノイズに強い製品の設計品質を確保するための統計活用、製品や部品の機能性の評価方法、機能のばらつき低減後の標準化の進め方について習得します。


内  容

 

  1. 1.当たり前品質と魅力的品質
    ・魅力的な品質は前向きな品質
    ・ノイズに強い製品設計に必要な統計手法
  2. 2.当たり前品質と魅力的品質
    ・魅力的な品質は前向きな品質
    ・ノイズに強い製品設計に必要な統計手法
  3. 3.パラメータ設計で再発防止
    ・機能性を評価するSN比
    ・誤差の影響を減らす設計条件
  4. 4.試作品・購入部品の評価
    ・機能性評価の手順
    ・誤差の範囲を規定する
  5. 5.ばらつきと許容差の設計
    ・部品のばらつきと製品のばらつき
    ・機能とコストから許容差を設定
  6. 6.機能性評価と標準化
    ・標準化のメリットとは
    ・ノイズを考慮した標準化の進め方

上級レベル5:不良・クレームを未然防止する(経営品質)


対 象 者
設計・開発、生産技術、品質管理・検査、製造の
一般社員~管理・監督者

ね ら い
デジタル環境に対応して総品質コストを低減するための統計活用、外観検査の自動化に欠かせないパターンの認識方法、デジタルエンジニアリング環境の活用事例などを習得します。


内  容

 

  1. 1.総品質コストを見える化
     ・総品質コストを数字で把握する
     ・経営品質の改善に必要な統計手法
  2. 2.ビッグデータを未然防止に活用
     ・ビックデータの特徴
     ・画像データの分析
  3. 3.MTシステムでパターン認識
     ・正しい状態を定義する
     ・画像データを数値化
  4. 4.検査の自動化
     ・製品・部品の認識と判定処理
     ・MTシステムで外観検査を自動化
  5. 5.原価を考慮した許容差の設計
     ・損失金額で図面許容差を設定
     ・製品・部品の特性を考慮した許容を設定
  6. 6.デジタルエンジニアリングで予防コストと開発リードタイムを低減する
     ・試作品レスの開発方式
     ・試作品レスの開発事例紹介


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