技術用語集

       
     
  u管理図 (ユーカンリズ)
    Count per unit chart
     JIS Z 8101 サンプルの単位当たりに生起した不適合数を用いて工程を評価するための管理図。
     
    有効在庫 (ユウコウザイコ)
    available stock
     JIS Z 8121 手持在庫に加えて発注残及び引当済みの量(引当量)を考慮した、実質的に利用可能な在庫。備考 有効在庫は次の式で表される。 有効在庫=手持在庫-引当量+発注残
     
    有意水準 (ユウイスイジュン)
    significance level
     JIS Z 8101 第1種の誤りの確率の上限値。
     
    UDE (ユーディーイー)
    Undesirable Effects
     日本訳で「好ましくない結果」。TOCの思考プロセスでは、根本的な問題である中核問題から発生した「結果」、つまり原因ではないとしている。多くの問題と考えられているものは、この「好ましくない結果(UDE)」であるとしている。
       
     
  要素作業 (ヨウソサギョウ)
    element
     JIS Z 8141 「単位作業を構成する要素で、目的別に区分される最小の一連の動作又は作業。」 サイクルタイムが10秒程度の短サイクル作業を対象に設定する標準時間資料のレベルである。一つの工具や部品の処理に関係する一連の動作の集まりである。
     
    予知保全 (ヨチホゼン)
    predictive maintenance
      ISO/TS 16949 起こり得る故障モードから予測して保全に関する問題を回避することを目的とする、プロセスデータに基づいた活動。
     
    予防コスト (ヨボウコスト)
    prevention cost
      品質コストの一つであり、製品のデザインと開発における欠陥を防ぐ、すべての活動コストである。このコストは、経営者の自由裁量的な管理可能費(自発的原価)であり、評価コスト、失敗コストを低減させるために発生するコストと位置づけられる。
     
    予防処置 (ヨボウショチ)
    preventive action
      ISO/TS 16949 起こりうる不適合の原因を除去する処理。すなわち不適合の未然防止策。
     
    予防保全(PM) (ヨボウホゼン)
    preventive maintenance
     故障に至る前に寿命を推定して故障を未然に推定して故障を未然に防止する方式の保全のことであり、生産停止や性能低下をもたらす状態を発見するための点検・診断及び初期段階に行う調整・修復の両面がある。(生産管理用語辞典 日本経営工学会 2012年 日本規格協会)

 ISO/TS 16949 製造工程設計のアウトプットとして、設備の故障及び予定外の生産停止の原因を除去するために計画された活動。

     
    余裕時間 (ヨユウジカン)
    allowance time
     一日の単位で連続的に仕事を行うには基本時間だけではできない。作業によって生じた疲労を回復するための時間、トイレや汗拭きの時間、不規則に発生する作業や避けられない遅れが発生する。この様な追加時間が余裕時間である。
     
    1/4選択法 (ヨンブンノイチセンタクホウ)
    1/4 selection method
     直接時間研究によって測定した値の低い方から1/4位に相当する時間値を選択する方法である。