は ひ ふ へ ほ | ||
は | PERT (パート) | |
program evaluation and review technique | ||
Program Evaluation and Review Techniqueの略称であり、順序関係が存在する複数のアクティビティで構成されるプロジェクトを能率よく実行するためのスケジューリング手法である。 | ||
ハザード (ハザード) | ||
Hazard | ||
JIS Z 8115 危害の潜在的な源。備考 該当用語は、短時間で生じる人への危険(例えば、火災及び爆発)とともに、長期にわたる人の健康への影響(例えば、中毒性物質の放出)の危険も含む。 | ||
外れ値 (ハズレチ) | ||
outliers | ||
JIS Z 8101「観測値の集合のうち、異なった母集団からのもの又は計測の過ちの結果である可能性を示す程度に、他と著しくかけ離れた観測値。」 | ||
バックワードスケジュ-リング (バックワードスケジューリング) | ||
backward scheduling | ||
完成予定日(納期)を基準として、工程順序とは逆方向に予定を組んでいく方法。 | ||
発注点 (ハッチュウテン) | ||
order point | ||
発注点とは発注を促す在庫量を指し、発注から入庫までの期間、つまり購買リードタイム中に消費する数量に安全在庫量を加えて求められる。 | ||
発注費用 (ハッチュウヒヨウ) | ||
ordering cost | ||
発注に関連して発生する費用。一般に事務用品費・通信費・人件費・運搬費・受入検査費などである。 | ||
歯止め (ハドメ) | ||
brake of an effect standardization for effect mar | ||
効果が得られた対策について、改善した状態が元に戻らないようにし、管理の定着を推進する。 | ||
パフォーマンス管理 (パフォーマンスカンリ) | ||
Performance management | ||
標準時間を使って、標準工数と就業工数の差を管理責任と作業員責任に分け、標準工数の達成率(パフォーマンス)を向上する生産性の科学的管理手法。標準作業が守られているか、差異はどこで、だれの責任かが定量的に把握できる。 | ||
ばらつき (バラツキ) | ||
Variability | ||
JIS Z 8101「観測値・測定結果の大きさがそろっていないこと。又は不ぞろいの程度。ばらつきの大きさを表すには、標準偏差などを用いる。」 | ||
バラツキ緩衝の原則 (バラツキノカンショウノゲンソク) | ||
Principle of the variability buffer | ||
作業者の作業時間は作業ペースにより、段取・付帯作業によりバラツキがでる。バラツキを緩衝するための工夫をすることによって、生産性の向上が図れるという原則。 | ||
パラメータ設計 (パラメータセッケイ) | ||
Parametric design | ||
製品やシステムに含まれる設計パラメータを決める際に、環境変動や劣化など製造上あるいは使用上生じるさまざまなノイズに頑健な水準を選び、出荷後の製品の性能が環境条件や劣化によって左右されないように改善するアプローチである。 | ||
バランスロス (バランスロス) | ||
Balance loss | ||
組み立てライン等、同期化生産の場合に各工程や作業ステーションでは、サイクルタイムと作業時間の差で手待ち時間が、品物1個を生産するごとに生じるが、生産ライン全体でどの程度の手待ち時間が生じているかを示す尺度である。 | ||
VCM (バリューチェーンマネジメント) | ||
Value Chain Management | ||
サプライヤー→生産者→顧客へと横方向に、またハード→ソフト→金へと縦方向へ連鎖していくことを示している。最経済性をシステムで考える連鎖のやり方が生まれる。 | ||
パレート図 (パレートズ) | ||
pareto diagram | ||
項目別に層別して、出現頻度の大きさの順に並べるとともに、累積和を示した図。例えば、不適合品を不適合の内容別に分類し、不適合数の順に並べてパレート図を作ると不適合の重点順位がわかる。 | ||
範囲(ハンイ) | ||
range | ||
JIS Z 8101「計量的な観測値の最大値と最小値の差。Rで表す。」 参照:R管理図 | ||
範囲の経済 (ハンイノケイザイ) | ||
economy of scope | ||
2つ以上の製品を別々に生産するよりも、それら製品の生産を単一の企業内に統合する方が低コストの場合に、範囲の経済が存在する。夏場商品と冬場商品の組み合わせ、類似商品の組み合わせなどである。 | ||
販売促進型 (ハンバイソクシンガタ) | ||
Sales promotion type | ||
限界利益率の高い製品は収益力があることをあらわし、高い順に売れば売るほど儲かる製品である。これを販売促進型製品と呼び、販売戦略上常に意識しなければならない。 | ||
販売費・一般管理費 (ハンバイヒ・イッパンカンリヒ) | ||
Sales cost and Administrative expenses | ||
製品を作ることに直接関わらない部署、製品を販売する営業部門や、会社の運営に従事する管理部門などで発生する原価が分類される。厳密には、販売費は営業部門、一般管理費は管理部門で発生する原価である。 | ||
反復 (ハンプク) | ||
Repetition | ||
JIS Z 8101「計画で取り上げた一揃いの実験又は調査を、複数回行うこと。」 | ||
反復性・再現性 (ハンプクセイ・サイゲンセイ) | ||
Gage repeatability and reproducibility | ||
ISO/TS 16949 反復性(繰返し性)は、測定器による測定データの変動(装置変動)を表し、再現性は、測定者による測定データの変動(測定者変動)を表す。 | ||
ひ | BTO (ビーティーオー) | |
Build to order | ||
顧客からの注文を受けた後に製品を生産する生産の方式 | ||
B to C (ビートゥーシー) | ||
business to customer | ||
企業と個人の消費者、顧客とのインターネットを介した商取引又はコミュニケーション。 | ||
B to B (ビートゥービー) | ||
business to business | ||
インターネットやEDIなど電子商取引での特定企業間の取引やデータのやり取りを意味する。 | ||
p管理図 (ピーカンリズ) | ||
Propotion chart | ||
JIS Z 8101 群の大きさに対する不適合数の割合を用いて工程を評価するための管理図。 | ||
PQ分析 (ピーキューブンセキ) | ||
Product & Quantity analysis | ||
横軸に部品または製品(P)、縦軸に生産量(Q)をとって、生産量(Q)の大きな順に並べて管理の重点を把握する方法。通常はA(少ない品種数で、金額が大きい、重要管理品)、B(中品種数、中金額品)、C(金額は少ないが品種数が多い、管理の手間をかけない)の3グループに分ける分析方法。 | ||
比較見積法 (ヒカクミツモリホウ) | ||
Comparison estimation method | ||
類似見積法とも呼ばれ、すでに一般的に適正と認められている前例を基準にして、同種または類似なものを類推し、必要に応じて修正を加えて見積価格を算定する方法 | ||
光造形システム (ヒカリゾウケイシステム) | ||
Optical forming system | ||
3次元CADデータを設計された情報に基づき、感光性樹脂にレーザ光を当てて結晶化し、3次元の立体を作る装置。一般には積層成形技術、または立体プリンターともいう。光硬化性の性質を持つ樹脂を固めて成形するので、試作品の性質は本物とは違うが、瞬時に試作ができる点においては革新的な価値を持つ。 光造形システムを利用する事で、形状にこだわらないモデル製作が短時間に可能になる。 | ||
ヒストグラム (ヒストグラム) | ||
histogram | ||
JIS Z 8101 [計量特性の度数分布のグラフの一つ。測定値の存在する範囲をいくつかの区間に分けた場合、各区間を底辺とし,その区間に属する測定値の度数に比例する面積を持つ長方形を並べた図。」 | ||
人ネックの原則 (ヒトネックノゲンソク) | ||
Principle of the operator’s bottle neck | ||
機械加工作業などで、人も設備も手待ちがないような組み合わせが最適であるが、両者が干渉し合うような場合には、人の作業量を設備より10%~20%作業量を増やし、人をネックにさせたほうが良いという原則。 | ||
費目別計算 (ヒモクベツケイサン) | ||
Cost calculation by item | ||
製造原価の3要素である材料費、労務費、製造経費ごとに実際の発生額を計算する。 | ||
ヒューマンエラー (ヒューマンエラー) | ||
Human error | ||
JIS Z 8115 意図しない結果を生じる人間の行為。 | ||
評価コスト (ヒョウカコスト) | ||
Evaluation cost or Appraisal cost | ||
JIS Z 8115 「意図しない結果を生じる人間の行為。」 | ||
標示因子 (ヒョウジインシ) | ||
JIS Z 8101 「品質工学で、誤差因子に分類され、出力に対する影響があっても構わない因子で、最適水準を選ぶことを目的とせず、他の制御因子との交互作用を調べることを目的に選ぶ因子である。 | ||
標準正規分布 (ヒョウジュンセイキブンプ) | ||
Standardized normal distribution | ||
JIS Z 8101 「平均がゼロ(μ=0)、標準偏差が1(σ=2)の正規分布」。正規分布は、μとσの二つのパラメータのみで表せるため、μを0、そしてσを1と変換する事で標準化できる。確率変数 x を標準化した変数 z = (x − μ)/σ は標準正規分布に従う。Z値を求めることで標準正規分布表とよばれる変量に対応した確率をあらわす一覧表を用いて、コンピュータを使うことなく正規分布に従った事象の確率を求める事ができる。 | ||
標準化 (ヒョウジュンカ) | ||
Standardization | ||
JIS Z 8141 「設計、計画、業務、データベースなどで繰り返し共通に用いるために標準を設定し、標準に基づいて管理活動を行うこと。」 標準を設定し、これを活用する組織的行為である。現在の企業の技術水準を標準として確保し、それを管理し、守らせ、差異を低減することである。この標準を常により良いものに変革していくことは改善という。 | ||
標準原価 (ヒョウジュンゲンカ) | ||
Standard Cost | ||
現状の生産システムを前提にして達成が期待される最低の原価で、あるべき姿の原価である。標準原価は財貨の消費量を科学的統計的調査に基づていて能率の尺度となるよう予定し、かつ正常価格または予定価格をもって計算した原価である。 | ||
標準誤差 (ヒョウジュンゴサ) | ||
Standard error or Standard deviation | ||
JIS Z 8101「推定量の標準偏差。」標本データから求められた統計量の標準偏差をいう。母集団から繰り返し標本を採取してある統計量を求めると標本採取の都度その統計量は偏りを持つ。標準誤差はこの時の偏りの指標であり、統計量の精度を表す。 | ||
標準作業手順 (ヒョウジュンサギョウテジュン) | ||
Standard work procedure | ||
最小の加工費または最も短い工数・時間でできる作業手順のこと。通常は、標準作業手順書として、各作業者に標準時間で出来る作業方法手順を明示し、遵守することが期待されるものである。それを遵守しているかどうかは、標準時間や標準原価で測定・評価され、パフォーマンス(実施効率)として報告、管理される。 | ||
標準時間 (ヒョウジュンジカン) | ||
Standard time | ||
決められた方法と設備を用いて、決められた作業条件のもとで、その仕事に要求される特定の熟練度を持った作業者が、その仕事について訓練され、肉体的に適するようになり、その職務を十分に遂行できると考えられる状態で、標準の速さで作業を行うときに、1単位の作業量を完成するのに必要な時間。(M・E Mundel) | ||
標準時間資料 (ヒョウジュンジカンシリョウ) | ||
Standard Time Data | ||
社内の時間見積用に、類似性の高い作業を、要素作業あるいは要素作業をいくつか集めた単位作業のレベルで、既定時間資料や時間計算式を整理し直して作られた標準時間見積資料である。工程別、製品別などと使いやすくまとめてある。 | ||
標準時間資料法 (ヒョウジュンジカンシリョウホウ) | ||
Standard Time Data System | ||
JIS Z 8141 「作業時間のデータを分類・整理して、時間と変動要因との関係を数式、図、表などにまとめたものを用いて標準時間を設定する方法。」 | ||
標準消費量 (ヒョウジュンショウヒリョウ) | ||
standard comsumption | ||
財貨の消費量を科学的・統計的調査に基づいて能率の尺度となるように設定した基準で、消費効率を測定するための基準となる。 | ||
標準正規分布 (ヒョウジュセイキブンプ) | ||
standardized normal distribution | ||
JIS Z 8101「平均がゼロ(μ=0)、標準偏差が1(σ=1)の正規分布。」 | ||
標準設計 (ヒョウジュンセッケイ) | ||
個別の製品を「最小公倍数的」に標準化された製品モデルから該当する構成、仕様項目、仕様値を引き抜いて設計すること。 | ||
標準単価 (ヒョウジュンタンカ) | ||
standard unit price | ||
いくらで買うべきかを示す購入価格の基準で、購買効率を測定する基準となる。 | ||
標準の速さ (ヒョウジュンノハヤサ) | ||
Standard pace | ||
平均的な作業員がまじめな努力をして達成できる作業の速さである。作業者はこの速さで一日中作業を続けることができ、過度の疲労や翌日に疲労を持ち越すことがないものである。例:『100mを1分で歩行する速さ』『4つの15cm角の枠内に、52枚のトランプを25秒で配る速さ』 | ||
標準偏差 (ヒョウジュンヘンサ) | ||
standard deviation | ||
JIS Z 8101 「分散の正の平方根。」 分布のばらつきを表す尺度の一つであり、平均値は同じでも、標準偏差が違うとデータの持つ特性は異なる。例えば、製品の長さを測定した場合、個々の値と平均値の差を合計すると±0になってしまう。そこで、それぞれの差を2乗して、合計し、データ数で割って、平方根を求める。これが標準偏差と呼ばれる。 | ||
表層のカスタム化 (ヒョウソウノカスタムカ) | ||
cosmetic | ||
スタンダードな商品を特別にあつらえたかのように表面的にかえて個々の顧客に提供する。 | ||
比例尺度 (ヒレイシャクド) | ||
ratio scale | ||
比例尺度は、等間隔に加えて、ゼロを基点とすることができる尺度である。たとえば、身長、時間、速度、売上金額などが考えられる。たとえば、重さが5グラムと10グラムであれば、後者が2倍重いという表現をする。これは、重さ0グラムということが「重みがない」ことを意味し、それが数字の0と本質的に同じ意味をもっているからである。この尺度は比率を考えることができ、四則演算が全て可能な“最も高度な尺度”と言える。 | ||
疲労余裕 (ヒロウヨユウ) | ||
Fatigue allowance | ||
重量物の手扱い、目視検査時の目の緊張、高温作業など作業による疲労を回復するために必要な時間。通常は、比率で、標準時間に付加される。 | ||
品質機能展開 (ヒンシツキノウテンカイ) | ||
Quality function development or roll out | ||
JIS Q 9025 「ユーザーの要求を代用特性(品質特性)に変換し、完成品の設計品質を定め、これを各種機能部品の品質、さらに個々の部分の品質や工程の要素に至るまで、これらの間の関係を系統的に展開していくこと。」 | ||
品質工学 (ヒンシツコウガク) | ||
Quality Engineering | ||
機能品質の評価方法と改善方法に関する工学で、田口玄一博士によって体系化されたもの。タグチメソッドともいう。パラメータ設計、許容差設計、オンライン品質工学などの手法から構成される。 | ||
比較的新しい参考文献 ・やさしい「タグチメソッド」の考え方 矢野 宏 単行本(2003/09)日刊工業新聞社 |
||
・逆説の技術戦略 タグチメソッドによるブレークスルー 田口玄一・矢野 宏 他 編著 単行本(2002/11)日本規格協会 |
||
・MTシステムにおける技術開発 品質工学応用講座 田口 玄一(編集),兼高達貮(編集) 単行本(2002/06)日本規格協会 |
||
・機械・材料・加工の技術開発 品質工学応用講座 田口 玄一 (編集), 矢野 宏 (編集) 単行本 (2001/06)日本規格協会 |
||
・おはなし品質工学 おはなし科学・技術シリーズ 矢野 宏(著)単行本(2001/03)日本規格協会 |
||
品質工学の基本機能 (ヒンシツコウガクノキホンキノウ) | ||
Basic function of Quality Engineering | ||
品質工学では、目的機能を達成する技術的手段やメカニズムを基本機能と呼んでいる。基本機能は、入力と出力の関係が明確なものであり、機能性の評価指標である。 | ||
品質コスト (ヒンシツコスト) | ||
Quality cost | ||
品質を作り出すコストを品質コストと言い、その内容は予防コスト(Prevention cost)、評価コスト(Appraisal cost)、失敗コスト(Failure cost)がある。 | ||
ふ | FIFO (ファーストインファーストアウト) | |
first in first out | ||
ディスパッチングルールの一つで、先入先出法とも呼ぶ。先着順規則と同じ規則。 | ||
ファーストルックVE (ファーストルックブイ イー) | ||
First look VE | ||
製品の企画,開発,設計の段階で行うVEでF(機能:Function)の向上とC(コスト:Cost)の低減を中心としたアプローチで進める。VEは生産活動の早い段階で行う方が,製品ができてから行うよりも効果が大きい。製品ができた後で行うVEをセカンドルックVEというが,ファーストルックVEの方が効果は大きい。セカンドルックVEは、 ファーストルックVEと違って,対象になる製品が物としてできているために,実施しやすい。また,成果も具体的に評価しやすい。しかし,セカンドルックVEで取り上げる問題は,仮にファーストルックVEが完全に行われたとすれば,出てこなかった問題である。 | ||
ファームウェア (ファームウェア) | ||
Firmware | ||
電子機器に組み込まれたコンピュータシステム(ハードウェア)を制御するためのソフトウェアで、ソフトウェアをROM等のLSIなどに書き込んだ状態で、機器に組み込んだもの。一般的なソフトウェアよりハードウェア寄りのソフトウェアということで、ファーム(firm:堅い、固定した)という呼び方をしている。 | ||
ファブレス (ファブレス) | ||
fabless | ||
自社で生産設備を持たず、外部の協力企業に100%生産委託しているメーカーのこと。ファブレスとは逆に、他社からの委託による生産を専門に手がけるメーカーをファウンドリという。 | ||
不安定な工程 (フアンテイナコウテイ) | ||
Unstable Process | ||
ISO/TS 16949 変動の要因に特別要因が存在し、統計的管理はずれの状態にある工程。不安定な工程では、製品合格率などの工程の結果が予測できない。管理図では、特徴のある変動パターンを示す。 | ||
VE (ブイ イー) | ||
value engineering → Value Engineeringは、価値工学と訳され、Milesが1947年に米国GE社で開発した、製品や役務(サービス)などの価値(=製造・提供コストあたりの 機能・性能・満足度など)を最大にしようという、原価低減に有効な体系的手法。英語の頭文字をとってVEと表現されることが多い。 価値工学 | ||
VEにおける価値 (ブイ イーニオケルカチ) | ||
Value of the VE | ||
価値とは目的に対する手段の適合度合を表す尺度であり、それを判断する人の立場、場所、時間、動機などにより適合度合は異なる。 VEでは、価値を次の算式で考える。V(価値:Value)=F(機能:Function)÷C(コスト:Cost) | ||
VMI (ブイエムアイ) | ||
vendor managed inventory | ||
ベンダ側が小売などの実需や在庫情報の提供を受け、それに基づき補充の意思決定を総合的に行う(肩代わりする)方法。一般にCRPがあらかじめ協定した在庫水準に対して補充するのに対して、小売の在庫水準についてもベンダが責任を負う形態をいう。 | ||
フールプルーフ (フールプルーフ) | ||
fool-proof | ||
JIZ Z 8115 「人為的に不適切な行為又は過失などが起こっても、アイテムの信頼性及び安全性を保持する性質。」 | ||
フェールセーフ (フェールセーフ) | ||
Value of the VE | ||
JIS Z 8115 「アイテムが故障したとき、あらかじめ定められた一つの安全な状態をとるような設計上の性質。」 | ||
フォードシステム | ||
Ford system | ||
T型フォード1機種の大量生産のために採用した世界最初の流れ作業による生産システム。1908年から製造販売された『T型フォード』は大量生産時代の自動車製造スタイルおよびそれに付随する全米規模でのアフターサービス体制を形作った最初の車となり、現代の自動車産業の原点を確立した。フォードシステムは流れ作業システムをさすが、それに必要な技術・管理方式(規格化、均質化、標準化、部品互換性、部品簡素化、内製化、流れ作業による工員の間での分業化など)も含めて開発したことが重要である。1913年には世界初のベルトコンベア式組み立てラインを導入した。そして、車体1台の組み立て時間は12時間半からわずか2時間40分に短縮された。 | ||
フォーラム標準 (フォーラムヒョウジュン) | ||
forum stsndard | ||
関連する企業や組織が集まり、技術に関する仕様を基準として定めた、団体標準 | ||
フォールト解析 (フォールトカイセキ) | ||
failt analysis | ||
JIS Z 8115 「起こり得るフォールトの確率、原因及び引き起こす結果を識別し、解析するために行う、アイテムの理論的、かつ、体系的な調査検討。」 | ||
フォールトの木 (フォールトノキ) | ||
fault tree | ||
JIS Z 8115 「下位アイテムのフォールドモード、外部事象又はこれらの組合せのいずれかが、アイテムに与えられたフォールドモードを発生させることを示す論理図。」 | ||
フォールトの木解析 FTA (フォールトノキカイセキ) | ||
fault tree analysis | ||
JIS Z 8115 「下位アイテム又は外部事象、若しくはこれらの組合せのフォールドモードのいずれかが、定められたフォールドモードを発生させ得るかを決めるための、フォールトの木形式で表された解析。」 | ||
フォールトモード・影響解析 FMEA (フォールトモード・エイキョウカイセキ) | ||
fault mode and effects analysis | ||
JIS Z 8115 「あるアイテムにおいて、各下位アイテムに存在し得るフォールドモードの調査、並びにその下位アイテム及び元のアイテム、さらに、上位のアイテムの要求機能に対するフォールドモードの影響の決定を含む定性的な信頼性解析手法。」 | ||
フォールトモード・影響及び致命度解析 FMECA (フォールトモード・エイキョウオヨビチメイドカイセキ) | ||
fault mode, effects and criticality analysis | ||
JIS Z 8115 「FMEAに付加して、フィールド発生の確率及びフォールトによる影響の重大さの格付けを考慮する定性的な信頼性解析手法。」 | ||
フォワード型設計 (フォワードカタセッケイ) | ||
forum stsndard | ||
新製品開発で、まず「要求機能」に分析・分解して機能設計を行い、「機構設計」という段階を通じて最終的な「構造」を決める設計のやり方。 | ||
フォワードスケジュ-リング (フォワードスケジューリング) | ||
forward scheduling | ||
着手予定日(着手可能日)を基準として、工程順序に沿って予定を組んでいく方法。 | ||
付加価値 (フカカチ) | ||
Added value | ||
JIS Z 8141 「製品又はサービスの価値の中で、自己の企業活動の結果として、新たに付加された価値。」 企業が生みだした正味の価値を言い、売上高に対する付加価値の比率を付加価値率という。付加価値は売上高から外部購入価値を差し引いたものであり、外注費も外部購入価値として売上高から差し引くのが普通である。 付加価値=売上高-外部購入価値 | ||
付加価値率 (フカカチリツ) | ||
Added value ratio | ||
売上に対応する付加価値の比率で、付加価値率=付加価値÷売上高×100 で求める。 | ||
負荷率 (フカリツ) | ||
Loading ratio | ||
作業者や設備の標準能力に対する仕事量(負荷)の割合。 | ||
付帯作業 (フタイサギョウ) | ||
Supplementary operation | ||
何サイクルかに一回発生する検査・運搬やスクラップ除去作業など、製品の加工、組立に付随する作業。 | ||
プッシュ・システム (プッシュシステム) | ||
push system | ||
あらかじめ定められたスケジュールに従い、生産活動を行う管理方式。押出し方式ともいう。 | ||
歩留り (ブドマリ) | ||
yield | ||
JIS Z8141「投入された主原材料の量と、その主原材料から実際に産出された品物の量との比率。収得率または収率ともいう。 歩留り=(産出された品物の量/投入された主原材料の量)×100(%) |
||
部品共通化 (ブヒンキョウツウカ) | ||
個別製品の設計のときに設計者が個人的に努力して、既存部品を新モデルに流用したり、新モデル用に部品を新設するときに複数の派生製品で部品を共用したりするように設計すること「都度設計」 | ||
部品構成表 (ブヒンコウセイヒョウ) | ||
bill of material | ||
各部品(製品も含む。)を生産するのに必要な子部品の種類と数量を示すリスト。 備考1.部品の親子関係の連鎖からこれらを木構造で表現したストラクチャ型と表形式で示したサマリー型がある。 2.部品展開を行うときの基礎資料となる。 | ||
部品中心主義 (ブヒンチュウシンシュギ) | ||
世の中にある部品を集めてきて製品を作る。 | ||
部品展開 (ブヒンテンカイ) | ||
explosion | ||
計画期間内に生産しなければならない最終製品の種類と数量が決まったとき、それらの製品を作るために必要な構成部品又は資材の種類とその数量を求める行為。 備考1.部品所要量計算ともいう。 2.部品展開には、親部品から子部品へ展開するエクスプロージョン法と、子部品から親部品へ展開するインプロージョン法があり、一般的には前者を用いる。 | ||
部品統合化 (ブヒントウゴウカ) | ||
製品の生産が打ち切られた後、補給部品を減らすために、補給部品を何ら下の部品に統合して削減すること「事後設計」 | ||
部分原価計算 (ブブンゲンカケイサン) | ||
Partial costing | ||
全部原価計算方式に対応する原価計算方式で、目的外の一定の原価要素を除いて原価計算する方法。 | ||
部門横断的アプローチ (ブモンオウダンテキアプローチ) | ||
Multidisciplinary Approach | ||
ISO/TS 16949 全部原価計算方式に対応する原価計算方式で、目的外の一定の原価要素を除いて原価計算する方法。 | ||
部門個別費 (ブモコベツヒ) | ||
Direct department cost | ||
部門別に原価を集計する時、発生額を部門に特定できる費用のこと。 | ||
部門共通費 (ブモンキョウツウヒ) | ||
Section common expense | ||
部門別に原価を集計する時、どの部門で発生したかが明らかでない費用のこと。 | ||
部門個別費 (ブモンコベツヒ) | ||
Direct department cost | ||
部門別に原価を集計する時、発生額を部門に特定できる費用のこと。 | ||
部門別計算(ブモンベツケイサン) | ||
Cost calculation by department | ||
費目別に計算した原価を部門ごとに集計することである。 | ||
不要機能 (フヨウキノウ) | ||
要求機能を達成するのに役立っていない機能。 | ||
ブラックボックス戦略 (ブラックボックスセンリャク) | ||
black box strategy | ||
高度な生産技術等を企業内部に封じ込めることを指し、部外者立ち入り禁止にするようなブラックボックス化は効果はない。 | ||
プラットフォーム・ビジネス (プラットフォームビジネス) | ||
platform business | ||
商品や装置・アプリケーション・サービスを提供することで、その利用者たちの間での取引などが活発化するなど、第三者がビジネスを行なう上での基盤を提供するビジネスつまりインフラを提供するビジネスこと。 | ||
フルーガル・イノヘーション (フルーガルイノベーション) | ||
Frugal Innovation | ||
欧米諸国の製品を再考し、不要な装飾をすべて剥ぎ取った製品に作り変えることによって、低所得の人の手にも届くようなるイノベーション | ||
プル・システム (プルシステム) | ||
pull system | ||
後工程から引き取られた量を補充するためにだけ、生産活動を行う管理方式。後工程引取方式、又は引張方式ともいう。 | ||
プル・プッシュ生産計画 (プルプッシュセイサンケイカク) | ||
pull & push production schedule | ||
一般に、納品から中間在庫までの受注主導の実行系業務はプル型生産管理を、中間在庫から資材調達名での計画主導の計画系業務はプッシュ型生産管理を採用する。プル型の代表はカンバン方式での受注生産、プッシュ型の代表はMRP方式での見込み生産である。 | ||
ブレーンストーミング (ブレーンストーミング) | ||
Brain Storming | ||
アイデア発想法の一つ。この方法は、ブレーン(頭脳)でストーミング(嵐を起こす)という意味であり、既成の 概念にとらわれることなく、連鎖反応的に、頭脳に刺激を与えていこうというものである。 ブレーンストーミングには、以下の4つの原則がある。 ・批判厳禁:アイデアの批判は会議が終わるまで控える ・自由奔放:アイデアは奔放なほどよい ・量を求む:アイデアの量は質を変える ・結合改善:他人のアイデアただのりOK この原則に従い、数人のメンバーで特定のテーマについて自由にアイデア出しを行う。 |
||
プロセスイノベーション | ||
process innovation | ||
研究開発プロセスや製造プロセス、物流プロセスなど業務プロセスにおける革新的な改革のこと。 | ||
プロダクトイノベーション | ||
product innovation | ||
革新的な新製品を開発して、差別化を図ること。 | ||
プロダクトミックス | ||
product mix | ||
製品の種類と数量の組み合わせのことで、生産計画において最大利益を獲得するための適正な品種、数量の組み合わせを決めることが重要である。 | ||
フロムツウチャート | ||
from-to chart | ||
流出流入図表ともいう。多品種少量の品物を生産している職場の、機械設備及び作業場所の配置計画をするときに用いられる。 | ||
分割表 (ブンカツヒョウ) | ||
two-way table of frequencey | ||
JIS Z 8101 度数を二つの特性によって分類し、分布を示す表。 | ||
分散 (ブンサン) | ||
variance | ||
JIS Z 8101 「全変動を自由度で割った値」を分散といい、全変動の平均値を表す。分散は、平均からどれだけ散らばっているかを示す指標で、平方和をデータの数で割ってばらつきを平均化しようとする統計量である。分散はデータ1つ当たりどの程度ばらついているかを示しているので、データの個数が異なるもののばらつきを比較することができる。 | ||
分散分析表 (ブンサンブンセキヒョウ) | ||
anaiysis of valiance | ||
JIS Z 8101 「応答変数の全変動を、特定のばらつきの要因に伴う意味ある要素に分ける技法。」観測データにおける変動を誤差変動と各要因およびそれらの交互作用による変動に分解することによって、要因および交互作用の効果を判定する、統計的仮説検定の一手法である。 | ||
分析アプローチ (ブンセキアプローチ) | ||
Research approach | ||
現状から出発して問題点を探し、改善案を作成する問題解決のアプローチのこと。 | ||
分析型標準資料 (ブンセキガタヒョウジュンシリョウ) | ||
Analytical Standard Data | ||
縦、横、高さ寸法、重量などの時間値に影響を与える属性(変動要因)から時間値を導く方法である。このとき、標準資料は多重回帰分析により得られた数式(回帰式)で表わす。 | ||
へ | 平均 (ヘイキン) | |
average | ||
JIS z 8101 「データの総和をデータの個数で割った値」 全データのだいたい真中の値を表す。平均には、代表的な3種類の平均、①相加平均、②相乗平均、③調和平均がある。 | ||
平均故障間隔 MTTF (ヘイキンコショウカンカク) | ||
mean time to failure | ||
JIZ Z 8115 「故障までの時間の期待値。」 | ||
平均故障間隔動作時間 MTBF (ヘイキンコショウカンカクドウサジカン) | ||
mean operating time between failure | ||
JIZ Z 8115 「故障間動作時間の期待値。」 | ||
平均損失(A0) (ヘイキンソンシツ) | ||
average dissipation | ||
JIS Z8403 使用段階で品質特性の実現値が機能限界を超えたときに発生する損失の平均(金額)。 | ||
平方和 (ヘイホウワ) | ||
Sum of squares | ||
JIZ Z9042 「各測定値と平均値との差の二乗和」。測定値と平均値の差をそのまま合計すると鬼なってしまうので、平方和とは、個々の測定値と平均値の差を二乗した値の和を求めて、データが全体的にどの程度ばらついているかを表す。平方和が大きいとばらつきが大きい、平方和が小さいとばらつきが小さいといえる。 | ||
ベイズの定理 | ||
Bayes' theorem | ||
JIS Z8121 事前確率と観測結果とを統合して事後確率を与える。ベイズ(T.Bayes)によって発見された定理。 | ||
ベヤボーン | ||
bare bone | ||
半完成品の状態で売られているパソコンのことで、通常は、ケース、マザーボード、電源がセットになっている。完成させるには、CPU、メモリ、ハードディスク、ビデオカード、キーボード、マウスなどを自分の好みにあわせて購入する必要がある。 | ||
変化は後工程の原則 (ヘンカハアトコウテイノゲンソク) | ||
Principle of the variable operation to the back | ||
多様化は顧客に引き渡す間のどこで変化させても良いが、できるだけ後工程で変化させると前工程は変化しないのでまとめて作ることができ量産効果が発揮し易いという原則。 | ||
偏差 (ヘンサ) | ||
deviation | ||
JIS Z 8101 「測定値から目標値や平均値を引いた値」をいう。偏差は母集団内の要素1つ1つに対して定まるものであり、全要素の偏差より算出される全体の分布に関する数値である標準偏差とは異なる。 | ||
偏差平方和 (ヘンサヘイホウワ) | ||
偏差は、平均値からの偏差であろうと、目標値や理論値からの偏差であろうと、その値は、正になったり、負になったり、ゼロになったりする。一般に、いろいろな値をとる偏差があるとき、偏差の大きさの全体を一つの数値で表すには、偏差を2乗する方法が考えられた。 これを変動といい、2乗した変動の和を全変動(偏差平方和)という。 |
||
編成効率 (ヘンセイコウリツ) | ||
efficiency of line balancing | ||
作業編成の効率を示す尺度で、次の式で示される。 編成効率=総作業時間/(作業ステーション数×サイクル時間) | ||
ベンチマーキング法 (ベンチマーキングホウ) | ||
Bench marking method | ||
ベストプラクティスをビジネスモデルとして自社の業務と比較して改善に役立つアイデアを抽出する方法。優れたビジネスモデルを基準に置いている点で理想に近いものが得られる。 | ||
変動 (ヘンドウ) | ||
fluctuation | ||
いろいろな値をとる偏差があるとき、偏差の大きさの全体を一つの数値で表すため、偏差を2乗した値。 | ||
変動型モジュール製品 (ヘンドウガタモジュールセイヒン) | ||
Bench marking method | ||
モジュール型製品は安定型と変動型の2つの顔を持つ。変動型だと部品技術変化が続いている間は製品統合が難しい。 | ||
変動費 (ヘンドウヒ) | ||
variable cost and expenses | ||
販売量または生産量の増減に応じて比例的に増減する原価要素。 | ||
変動要因 (ヘンドウヨウイン) | ||
Variable factor | ||
原価の増減に影響を与える要因。 | ||
ほ | ポアソン到着 (ボアソントウチャク) | |
Poisson arrival | ||
JIS Z 8121 相続く到着時点の間隔が互いに独立で、同一の指数分布に従うような到着の仕方。これは客の到着が時間的にみて全くランダムのときに見られ、ある時間間隔中の客の到着数がポアソン分布に従うので、この名前がある。 |
||
ポアソン分布 (ボアソンブンプ) | ||
JIS Z 8115「独立の試行を繰り返したとき、ある事象のk回実現する確率が以下の式で表される分布。P(x=k)=exp(-μ)μk/k!」 あてはまる例としては、(1)大量生産品の不良品数、(2)事故や火災の発生件数 などが知られている。 |
||
方式設計 (ホウシキセッケイ) | ||
駆動、動力源などの方法を設計すること | ||
望小特性 (ボウショウトクセイ) | ||
smaller-is-better characteristic | ||
JIS Z8403 「理想的には0がよいとされ、負の値を取らず小さいほど良い特性。規格値は最大許容差(Δ)で示す(すなわち、Δ以下)。」 例 幾何偏差(真円度、平行度、位置度など)、硬球の真球度、騒音レベル |
||
包装法 (ホウソウホウ) | ||
定量発注方式による在庫管理の1つで、発注点に相当する量を包装しておき、在庫がなくなってその包装を解いたら発注をかける方式である。 | ||
望大特性 (ボウダイトクセイ) | ||
lager-is-better characteristic | ||
JIS Z8403 「負の負をとらず、数値が大きいほど品質が良いとする特性。規格値は最小許容差(Δ)で示す(すなわち、Δ以上)。 例 耐力、衝撃強さ |
||
望目特性、普通特性 (ボウモクトクセイ) | ||
JIS Z8403 「規格値が基準値(m0)と、上の許容差(+Δ)及び下の許容差(-Δ)とで(すなわちm0±Δ)で示される特性。多くの品質特性はこれに属するので普通特性と呼ぶこともある。」 例 寸法(長さ、角度) |
||
保管費用 (ホカンヒヨウ) | ||
inventory-carrying cost | ||
JIS Z 8121在庫品を保管するためにかかる費用。一般にたな卸減耗費(腐敗、変質、紛失、目減りおよび漏洩など)、場内運搬費、物件費(建物設備、地代、家賃、維持費、修繕費、減価償却費、火災保険料および灯火費など)、倉庫人件費、および資金費などである。 | ||
母集団 (ボシュウダン) | ||
population | ||
JIS Z 8101「考察の対象となる特性をもつすべての集団。」統計的なデータの持つ情報は,どのような場合においても,それが取り出された集団に関して検討されなければならない。知識・情報を得たいと考えている対象の全体を 母集団 といい,母集団から抽出された一部分を 標本 と呼ぶ。 | ||
補助機能 (ホジョキノウ) | ||
Auxiliary function | ||
製品や部品の付加価値や目的に直結する基本機能ではないが、基本機能を実現するために必要となる機能や作業を補助機能と呼ぶ。必ずしもこの補助機能がなくても製品や部品として成り立つものがある。 | ||
保全の木 (ホゼンノキ) | ||
Auxiliary function | ||
JIS Z 8115 「アイテムに対して実施される基本的な保全活動の一連の適切な代替案と、その選択条件を示す論理図」 | ||
ボトルネック (ボトルネック) | ||
Bottle Neck | ||
生産工程や作業プロセスにおいて、最も手間や時間を要したり、品質が悪かったりするところのこと。ビン(ボトル)のクビ(ネック)の部分が他の部分に比して急激に細くなっているので、生産工程などの隘路をボトルネックと呼ぶ。ボトルネックは他の工程がどんなに効率的で高品質でも、全体の効率や品質をおとしめることから極めて重要である。 TOCでいうボトルネックは、そのシステムを実現するための制約になっている部分をいう。 |